山里に暮らす

山里に移り住み、日本の原風景の中で自然や地元の人たちとの共生を楽しむ家族の記録です。

猪の糞を追って鹿に遭遇、捕獲。

 朝9時半に隣村の友人Aから電話。


 友A:「池にカルガモが20羽ぐらい浮いとるでぇ。撃ちに来ぉへんか?」
 私:「ごめん、今手ぇが離せへんわ。昼からやったらあかん?」
 友A:「ほんなら来られるようになったら電話してぇ。」


 と、言うわけで午後1時頃に友人2人と3人で池へ。見てみると浮いてる浮いてる。
 そっと池に近寄ったのですが、友人Bが池の縁から、ひょこひょこ頭を出して覗いている。当然カルガモはそれを発見。一斉に水面から飛翔。


 私はモデ銃身を装着したM870から4号弾を3連射。2射目が当たり、1羽を撃墜、藪の中へ。友人Bも、レミントンの自動銃で3連射。全く当たらず。傍目でも銃口が群れにインしていないのが分かる。
 その後3人で撃墜したカルガモを探し、藪の中を捜索。30分以上探したものの、結局見つからず。外したより悔しいし、撃墜したカルガモに申し訳ない気持ちでいっぱい。


 長く入っていない山があるから久々に入ってみようということになり、私の車に3人乗って、トコトコと。友人Aは銃の許可を持っていないので、爆竹を使ってセコ役。M870をスラッグ銃身に換装した私は、山の中腹近くで友人Aと分かれて待ちを。Bから無線。


友B:「そろそろ入るでぇ。」


 友人Bが山に入り、爆竹の音が数発。すると10分と経たないうちに友人Aの方向に複数頭の鹿の足音が。パーン!銃声が1発だけ。と、言うことは仕留めたのか!私は無線で友人Aに確認。


友A:「あかなんだわ。逃げよった。」
友B:「なんで1発しか撃たなんだん?3連発すれば当たったかも知れへんやん!」
友A:「それが、撃てなんだ・・・」


 と言う2人の交信を無線で聞いていると、また複数頭の足音が。今度は猪!
 ところが、またしても足音は友人Aの方へ。しかし今回は銃声なし。


 セコをやってくれた友人Bが待ちのところまで上がってきたので、今日の巻き狩りはここまで。結局私は鹿にも猪にも出会えずじまい。


 3人でトボトボと下山しいると、麓の林道に猪の糞を発見!




 入山するときには無かったのに。すぐそばに足跡も。足跡を追い、獣道を進んでいくと、なんと5分もしないうちに中型の雌鹿に遭遇!距離100m。私の50mくらい前を歩く友人Aも気づいた様子。弾を込め、自動銃で3連射!
 が、見事に前弾外れ。その間に私もスラッグを3発装填。慌てた鹿は、正面を右から左に向かって全力疾走。距離30mまで引き付け、膝撃ちの姿勢で引き金を絞る。パーン!


 スラッグ弾がネックに命中。そのまま斜面を崩れるように落下する雌鹿。川まであと30cmというところで滑落が止まり、川への転落は避けられました。



 と言うわけで、今夜も美味しい鹿の背ロースステーキをいただくことができました。



 今日も命に感謝です。