山里に暮らす

山里に移り住み、日本の原風景の中で自然や地元の人たちとの共生を楽しむ家族の記録です。

巻き狩り(有害鳥獣駆除)

 昨日は有害鳥獣駆除のため、朝8時に集合して猟友会の有志6人で巻き狩りをしました。
 始めて30分ほど経過したころ犬の声と鈴の音が急接近してきたため、獣道の出口に向けて銃を構えていましたが、だんだんと遠ざかっていき、それから10分ほど静かな時間が経過したため銃を下ろしたところ、いきなり中型の鹿が飛び出してきて、私の30mほど前方を全速力で横切っていきました。慌てて構え直し、2発放ちましたが当たらず。
 完全に油断していました。3発目を放とうとした直前に、シカの背丈より高い草むらに逃げ込まれて万事休す。後を追いましたが血のりすらありませんでした。
 その後、山を変えた先でKさんの銃声が響き渡りました。会長と駆けつけてみると、立派な角を持ち、100kg近くあろうかと思われる大きな雄鹿が川に転落していました。角にロープをかけ3人で引き揚げ、その場で早速解体が始まります。


 いったん昼食のために休憩を入れ、午後も次の山に向かいます。私は谷を挟んだ斜面から、向かいの対岸を狙います。再会して1時間もしないうちに、対岸の森林がざわつきます。すると中型の雌鹿がいきなり谷を駆け下りてきます。しかし、木々が邪魔をして狙いがつけられません。一瞬見失ってしまった隙に、今度は私の20mほど横の斜面を駆け上がってくるではありませんか。鼻先めがけて3連発。しかし、今度も逃がしてしまいました。この日2度目のエラー。猛省です。
 その後、会長が雄の中型の鹿を見事に射止めてくださいましたが、またもや今度はダムの中に転落。投げ縄で角をひっかけて岸近くまで移動して引き上げ、手早く解体。私は2度も逃してしまっているのに、特上の背ロースをいただきました。
 朝8時からはじめ、夕方4時半に切り上げましたが、この日は雄鹿が2頭。私が逃がしていなければ4頭だったのに・・・。申し訳なさでいっぱいです。ランニングターゲットで射撃訓練しなければ。


 今までフォールディングナイフしか持っていませんでしたが、先日、モーラナイフのコンパニオンを2千円で購入しました。この日がモーラナイフの初陣でしたが、値段の割に素晴らしい切れ味。山中で良く目立つオレンジ色。長く付き合っていきたいと思います。