山里に暮らす

山里に移り住み、日本の原風景の中で自然や地元の人たちとの共生を楽しむ家族の記録です。

村の獣害対策会議

 昨夜は村の会議所に委員が集まり、獣害対策委員会が開かれ、出席しました。私が暮らす村では稲刈りの時期になると、毎年ニホンジカやイノシシの獣害に悩まされますが、今年は特に深刻です。町全体では総延長200kmに及ぶ防獣フェンス(ワイヤーメッシュ)が山裾や圃場の周囲に張り巡らされていますが、それでもイノシシなどはフェンスの下を掘り、圃場に侵入してきますし、そうしてもろくなった部分はシカの進入路にもなります。
 これらの防獣フェンスなどは国や県の補助で設置されていますが、設置してからすでに12年が経過しており、あちらこちらで綻びも出ております。しかし、現在の決まりでは設置後14年を経過しないと新たなフェンスの設置ができないことになっており、途中で修復した箇所については、修復してから更に14年の経過を待たなければ、その箇所のフェンスを更新することができません。このような実情に見合わない施策に対し、農林業の現実に即し、早急に防獣フェンスの更新や強化をお願いする要望書を委員でまとめました。