一口に猟犬と言っても、犬種によって得意とする猟が違います。私の相棒は3頭です。
鹿、猪を起こし、ハンターの方へ追い立ててくれるヒメ(3歳・メス)。屋久島犬です。とても忠実な相棒で、半径1kmぐらいを捜索して獲物を起こし、獲物がいなければ戻ってくる動作を繰り返してくれます。
左がイングリッシュセッターのアメ(3歳・メス)、右がブリタニースパニエルのゾロ(4歳・メス)。この2頭は鳥猟犬。キジ、ヤマドリ、カモなどをハンターの方に向かって飛び立たせ、撃ち落とした獲物の回収もしてくれます。池の中でもへっちゃらです。
狩猟の楽しさや醍醐味は、猟犬とのコンビネーションによるところが、とても大きいと思います。言葉がしゃべれなくても互いに意思疎通ができ、人間と犬との間で連係プレイができる。大昔から私たちは犬と協力し合って生きるための糧を得てきたのだなあ・・・そんなことを考えながら山に入っていきます。